こちらも、七夕賞と同じく、超ハイペースになりましたね。

本命9マテラスカイは昨年とのラップを比べるとわかりやすいので、先に回顧致します。
​→ 今回はこの馬と心中みたいなもので、1200がベストではあるが、高速ダートの芝スタートに限っては別の話。
敗因はラップが全て語っています。

12.3 - 10.5 - 10.5 - 11.0 - 11.7 
12.2 - 13.0

注目すべきはテン3ハロン33.3もそうだが、最初の1ハロン目とそのあとのコーナー地点から直線入り口のラップ。
前提としては今年も確かレースレコードが9Rで出たくらいの超高速ダートではあったが、昨年ほどではないということ。
それを踏まえた上でこれが昨年のラップ↓↓

11.9 - 10.7 - 10.9 - 11.2 - 11.6 
11.2 - 12.8

違いがわかりますか?
昨年はテン3ハロンが33.5。しかし、最初の1ハロン自体は実は昨年のほうが速く、そこからはもう独走。コーナーで息を入れての直線再加速。
しかし、今年は12.3とおそらく豊さん自身昨年よりは高速にない馬場を意識してのスタートに見えました。
そこからの2ハロン目、3ハロン目は昨年よりも速く3ハロンは33.3。
これは、同じ番手メンツでも昨年の再現を阻止すべくか執拗に突いてきたサクセスエナジー松山くんの存在が大きいです。
結果、昨年より馬場は高速にないのにもかかわらず、2ハロン目から直線入り口の5ハロン目まで0.7も速く走ってしまい、直線での再加速ができなかった。
その直線はマテラスカイ自身昨年より1.8秒も遅かったことになり、このペースのラインがマテラスカイのオーバーペースのラインで、昨年と同じようなペースに見えて、実は全く異なる展開で直線を迎えたことが主な敗因です。

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↓↓↓
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昨年のような展開になっても、ミッキーワイルドだけは差せるとみての馬単。

その
2着 12ミッキーワイルド
→ 前走が圧巻。前の各馬が余力を持って加速したラスト2ハロン目、11.8のラップを一気に先頭に立ったことからこの馬自身は11秒前半を使っている。
このダートにおけるキレる馬というのは、馬場が高速であればあるほどその強みが活きるので、今回マテラの勝ちパターンを崩すならこの馬という見立てで単穴を打った。
結果、道中は先頭集団の後ろで控え、直線半ばで一番いい脚を見せて一気に先頭まで伸びてきたのでキレるという見立てに関しては正解だと思う。
最後はアルクトスに競り負けてしまったが、それは時の運みたいなもので厳しい展開においての末脚の持続的スタミナがアルクトスの方が上だったことにすぎないかなと。
この競馬ができるのなら今後も高速ダートでは常に勝ち負けできると思うし、距離も1400〜1600なら前目からのキレで勝負できるタイプとして、安定してくると思う。

1着 10アルクトス
→ この馬に勝たれたら仕方ないかな。今回この馬に重い印は打てない、というのも、ハイペース必須の高速ダートで、過去に見せている能力を重視しての評価だったため、この馬はその適性自体は見せていなく、未知の部分が多かった。
それでも、ここ二戦は一皮むけた感のある連勝で、ここが試金石というところを勝ったので、これからのダート界を引っ張る一頭として名乗りを挙げてきたことと思います。
今回はミッキーのところで書いたとおり、タフな展開になったことで、スタミナよりの能力が要求され、ロベルト持ちのこの馬にバッチリハマったこともあるかな。
なので、この馬自身は距離はもう少し長くてもいけると思うし、今回の結果から適正の幅を広げてきた印象。
今後も期待できるし、ミッキーとともにハイレベル4歳ダート勢の1軍仲間入りです。

3着 4ヴェンジェンス
→ 完全に七夕賞のロードヴァンドールと同じ立ち位置となったのがこのヴェンジェンス。
適正的にはここ2走からも高速ダートの前傾ラップは問題ないとみていたが、今回、同じ位置どりの馬たちが揃って垂れぎみだったところを唯一最後まで粘りに粘った。
ある意味一番強い競馬をしていて、カジノドライブ産駒ということからも高速馬場では常に警戒。

8着 8ウインムート
9着 1サクセスエナジー
​→ 主な敗因はマテラ同様オーバーペース。
ウインムートに関しては昨年に比べ、斤量を背負ったことと、番手を取れなかったこともあるか。
サクセスエナジーはある意味今回のレースの主役でこの馬次第で結果は大きく変わったことだろう。結果、共倒れなのでね。昨年くらいに行ったほうが着順は良かったかとは思いますが、、直線不利もあったがおそらく関係なしに脚は残っていなかったですね。
マテラと三頭あわせて今後見直せる側面はありますが、まぁ昨年の1.3.4着が今年の5.8.9着なんでね。
世代交代ってやつですかね。


以上です。


はい、それでは【函館記念】の穴軸候補の発表です。その馬と理由をそれぞれランキングにて公開です。

馬→

理由→


〆 明日は先週の「後追い穴馬!もう一丁!」更新予定です。