12.6 - 11.0 - 12.5 - 12.0 - 11.8
12.1 - 12.0 - 12.0 - 11.9 - 12.2

59.9-60.2

前後半共に平均ペースで、終始12.0前後のラップを刻む超単調レース。
後半最速が11.9なので、キレも要求されていなく、ポテンシャルよりのレースでほぼ能力どおりの結果になったのかなと思う。

それでは一頭ずつ

1着 本命◎​ブラストワンピース
→ まぁ、納得。個人的には復活とは思っていなくて、前走目黒記念は明らかに急仕上げ、大阪杯は外を回った馬には厳しい馬場かつラップ。
この馬の弱点はキレ勝負になった時で、大阪杯にしても、菊花賞にしても、直線の最速地点で置かれがちだが、減速地点に入った時にも差は開くどころか地味に縮めている。
つまり、バテているわけではなく、大型ハービンジャー産駒らしく、瞬発力に弱点があるというだけのこと。
今回は単調ラップで瞬発力を求められず、かつライバル馬に対しても内目を立ち回れたこともあって勝ち切れたが、どの馬でも得意不得意なレース展開というのがあって、自身の持ち場ならばこの馬もやはりG1級ということだろう。
ちなみに、後述するがフィーエールマンは真逆のタイプと思っている。

2着 10サングレーザー
→ 昨年の勝ち馬で、2000の距離では天皇賞秋で強い2着があったので、距離自体は問題無いと思う。
というより、前目を取れるので2000の方がいい気がする。
今回は内目の三番手あたりを立ち回り、楽に折り合って直線で先頭。そこで、抜け出すが、じわじわとブラストに詰められ惜しい2着。
うーん、なかなか勝ちきれないというか善戦はしても2着や3着となってしまうイメージだが、個人的には相手関係を考えた時にこの馬が強かったのって、天皇賞秋とマイラーズCだと思っていて、ともに高速馬場なんですよね。
重馬場や稍重、洋芝の札幌でも結果を出してきたので判断が難しいが、馬場不問に強いのは能力として、本質的には高速馬場で最も高いパフォーマンスを発揮できると思っている。
つまり、今回もブラストのところで言った自身の持ち場という点においては、異なるものだったんじゃないかなと。
地味な印象をもたれがちなのは、その自身の持ち場に強敵が多いからで、能力だけならいつG1勝っても驚けないくらい強い馬だと思う。

3着 ​9フィエールマン
→ 今回危険人気馬として、消したのは得意の瞬発力勝負にならないと読んだことと、叩き仕上げを考慮した分。
しかし、ギリギリ3着に来てしまった。
これはシンプルに能力が抜けていたと見た方が良さそうで、ブラストとは真逆のタイプと言った通り、本来得意なレース展開ではなかったはず。
どちらかというと、持ち場はアーモンドアイをトップとした強敵揃いの高速中距離レース。
つまり、サングレーザーと近い位置付けなので、今回の3着はサングともどもブラスト比較で素直に評価すべき結果だと思う。
おそらく、サング、フィエールの持ち場だとブラストは3着にも来れていない気がするので。
高速馬場の瞬発力勝負で見たい一頭。

4着 ​12ワグネリアン
​→ 外目の枠から先行策。すぐにダービーを思い出した人は多かったはず。手応えも問題なさそうで、4角までは「あーワグが勝つなー」と思ってみていた。
しかし、そこからの伸びは地味で、ブラスト、フィエールに差されての4着。
噂によると、前両脚落鉄していたようだが、またそれかよというか、本当にだれでもいいから落鉄が結果にどのくらいの影響が出るのか調べてくれって思う。笑
落鉄がなかったら、突き抜けていた可能性だってあるわけで、かといってさほど変わらなかった可能性だってある。
結局、分析するものとしては、そこが未知な以上参考外にするしかなく、収穫が得られない。
この馬はどちらかというと、ブラストに近い持続型の馬だと思うので今回落鉄がなかったら勝ってた説は個人的には75パーくらいに考えている。つまり濃厚。
1つ言えるのは、今回の結果からもG1馬4頭+サングレーザーの掲示板五頭が能力的にその他とは差があるのは確実で、細かい展開のアヤはあれど、紛れのない結果になったとは思っている。
割と今の中距離古馬戦線のこの辺のメンツってめちゃくちゃ混戦なんじゃないかな。(アーモンドを除く)

5着 ​11ペルシアンナイト
→ やっぱり強いのなという印象。基本叩き良化なので、この馬だって普通に前4頭に対して引けを取らなかった内容だと思う。
これで、近5走連続馬券外になったので、妙味的にはだいぶ温まってきたかな。
マイルCSで状態良好、内枠に入ったら厚くいく可能性大。

14着 ​6ランフォザローゼス
→ 今回対抗に据えて、期待した唯一の3歳馬だが、まさかの最下位。
なにか訳ありだったのかを疑うレベルの負け方だったが、3〜4コーナーですでに手応えなく、全く歯が立たなかった。
この馬一頭で決めつけるとまではいかないが、この路線の三歳牡馬レベルをちょっと疑って見たほうがいいかな。
ガッカリではあるけど、そういう意味では収穫はあった。

以上です。



さてと、今回は【キーンランドC】の本命候補馬とその理由を各ランキングにてそれぞれ公開いたします。

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